いよいよ今日からベルデライト夏の展示会
「Poisson rouge」の始まりです。

いつもの如く、今回も準備がギリギリまでかかりました。
毎回もっと余裕をもってと思うのですが、どうもダメですね。 
だいたい前日で終わらせようと思っているのに、
前日に必ず追加の作業や、忘れていたものに気づかされます。
そうすると、結局、思っていた準備が計画通りにはいかず
当日の朝まで、いや始まる直前までバタバタとしてしまうのですよね。
恥ずかしながら、これまでに何度か、
会場と同時だったり、その少し前に来てくださったお客様には
準備中の状態を見せてしまった事があります。
笑って許してくださいましたが、ジュエリーショップだというのに
これはダメでしたね。
そう言いながら、結局、今日もギリギリでした。
幸い直後のお客様はなく、見られずに済みましたが。

さて、始まった今日からの展示会。
新作は既に二週間ほど前からHPにUPしておりましたが、
思った以上に好評で喜んでおります。

皆様にどう伝えたらいいのか、どうすれば伝わるのか何とも言えないのですが、
このリセットで何より自分達の想いやコンセプトを整理し、改めて原点に戻れた事で、
側で見ていても棚橋の中で淀んでいたものがとてもスッキリとした気がしました。
そして生み出されたデザインはどこか吹っ切れたように見えました。
まず線が伸びやかに見え、棚橋の発想がそのまま自由に描かれている感じ、
今までももちろんそうだったのですが、それでも人間、何年もやっていると
どこか自分でラインやレベルを決めてしまうことがあります。
純粋に作りたいものを描いているつもりで、
我知らずコストや職人さんの事を考え出来ないものを自然と描かなくなってしまう。
そしてそれが澱のように沈んで溜まっていくのです。
それは私が広告のデザインをしている時がそうでした。
それでも広告の仕事ではクライアントさんやプロジェクトが変われば
リセットされていく部分があるのですが、
ベルデライトは棚橋自身なので、自分が意識しない限りなかなかリセットできません。
それが、今回はセミオーダーのリニューアルのおかげで、
棚橋自身が上手くリセットすることが出来たのかなと思いました。
リフレッシュした棚橋のジュエリー、側にいてもこれからが楽しみです。

そして、それは職人さんも伝わり、いろいろなご相談と要望を素直にお願いして
すご〜くご協力いただきました。
もちろん、無理なお願いということではなく、
こうしたいのですが、職人さんとしてやりやすい方法や、
それを実現する為のアドバイスを今まで以上にいただき、
製作していただきました。
そうして出来上がったものは、
棚橋の伸びやかな想いを素直に汲み取ってくださったような
伸びやかでいきいきとした立体感とどこかリアルな表現を持つジュエリーでした。

それがPoisson rougeです。
リニューアル第一弾に相応しい一品に仕上がりました。
その全てをこうして文章で伝える事はできません。
是非、ページで、そしてリアルでご覧下さい。
展示会にいらっしゃれなくとも、
機会があれば、何時でもサロンをご予約くださいね。

それでは、まずは今日からの展示会、
皆様のお越しを心よりお待ちしております。