門前の小僧

ジュエリー&ルースショップのweb・グラフィック担当の私(小僧)が、
日常の日記を中心に、たまに門外漢であるジュエリー・宝石の事、業界の事を書いています。
もちろん、ベルデライトの情報も。つたないブログですがよろしければお読みください。

※このブログは本サイトであるベルデライトの1コンテンツとなっております。
そのため、分からない話は本サイトをリンクでご覧になりつつお読みください。

2014年11月

11月も末、いよいよ本日から博多での展示会が始まりました。
初日の今日は、京都で初めて開催した時のように
お客さんが殆ど来なかったようで(笑)、
棚橋はなんとなく思い出していたようです。 

そう言われ、思わず私も
展示会でお客さんが来ない日々を思い出してしまいました。
最初、青山でサロンを開いた頃、
いや、ベルデライト自体を始めた頃、
ネットのページもろくに出来ていなくて、
サロンも、サロンとは言いながらただの事務所の狭い部屋を区切って
ソファーやテーブルで辛うじて体裁を整えた程度のものでした。
今思えば、よくもあの場所で
ジュエリー&宝石屋なんてやっていたものだと思います。 
普通にお客さんに来ていただくだけでも大変なのに、
そこで展示会・・・商品はクリベージだけはあったかもしれませんが、
それも2、3タイプだけだったと思います。
後は少しの石に借り物の真珠? そしてメインはデザイン画。
恥ずかしい程の展示会?でした。
来てくれたのも友人、知人だけでした。
そんな状態も分かりつつ開催するなんてと思いましたが、
それでも当時、そのままでは何も進みようがなかったのと、
それを気にしているより、ただただ棚橋も「やりたい」
石やジュエリーを、その仕事を何かやっていたいという感じだったので、
じゃあ、出来る形でやって行けばいいといった勢いで始めました。
そんな展示会でしたが、一応、当時の慣れないHPだけですが、
言ったもん勝ちとばかりに、さもブランドの展示会、
ジュエリーデザイナー棚橋の展示会と告知していると
少しづつ人が来て下さるようになりました。

その後、青山で良い出会いに恵まれ、ステンレスを扱う会社のショールームで、
そのステンレス製品をディスプレイに使用しながら展示させてもらえるようになり、
当時の自分達には過ぎた展示会を開催できるようになりました。
その頃には、少しお客様がついてくださり、
サロンや展示会にも足を運んでくださるようになりました。
ただ、それでも他で場所を借りるとやはりお金がかかるので、
小さい展示会とかをもっと自由に開催したいという思いもあり、
また、だんだんとお客様が来て下さるようになった事で
逆に今のままではいけないと思うようになり、
サロンをもっとサロンらしくする為にと場を求め、六本木へとサロンを移しました。

六本木では、青山よりは形を整え、広さも若干ですが広くし、
何よりその借りられたビルというか場が、駅からは遠かったのですが、
閑静な感じで少し癒される雰囲気もありました。
六本木ではサロンで展示会を開催。
この頃から年二回の展示会、ツーソンフェアに周年記念、
そしてクリスマスのティーパーティーなど、今のイベントの定番が固まってきました。
自分の所で自由に出来るのは良いですね。
急に思い立った企画でも、いつでも出来ますからね。

京都もこの頃からです。
場が出来た事で、東京では自分達のサロンで展示会をするので、
逆に他で外に出てやって見たくなりました。
いろいろと考えた末、ベルデライトのというか私達の好みで
京都で展示会を開催したいと考えはじめました。
そして風蝶庵さんとの出会いがあり、
とても好みの場所で展示会が出来るようになりました。

その頃には、おかげさまで六本木のその場所でも、
展示会の時には狭すぎると思える程のお客様に来ていただけるようになり、
また、よりちゃんとしたサロンと、
とうとうギャラリーが欲しいと思ってしまったんです。

自分達が自由に使える自分達好みのギャラリー・・・。
風蝶庵さんで展示会をするようになって、その思いはより大きくなったと思います。

そして2011年、現在の小石川に移転いたしました。
今回は建物も自分達好みにリフォームして、待望のギャラリーを備えたサロンに。
移転記念の展示会には、多くの方が足を運んでくださいました。
ネットでも多くのお祝いの言葉をいただき、
遠方からわざわざ駆けつけて下さったお客様、
青山の頃からずっと来て下さっているお客様、
本当に多くの方に来ていただけました。

最初の青山での展示会が嘘のように・・・
でも、嘘ではなく、そこから続いて繋がってくださっているお客様達、
自分達が、ベルデライトが約10年で得た何にも変えられない一番大切なものです。

そして、その繋がりの先に今の博多があります。
今、博多でも展示会を開催できるようになった自分達。
正直来年からはどうなるか? まだ全くわかりませんが、
まずは開催できた喜びでいっぱいです。
初日の雰囲気でこうして思い出したのも何か感慨深いものがあります。
明日(もう本日?)から後二日、是非、今のベルデライトを楽しんでください。
そして変わらぬベルデライトと棚橋の想いを感じてきてください。

天気に恵まれた秋の三連休、皆様いかがお過ごしでしょうか。
早いもので11月も最終週へと突入。
この金曜からは、いよいよ博多展示会です。
三連休ですが、それに向けて何か忘れていないかと思ったり、
久しぶりの初めての試みに不安と期待のドキドキが日々増していきます。
九州のお客様はもちろん、ネットで覗いてくださっていた初めての方々、
できるだけ多くの方と出会い、お話しし、
ベルデライトと棚橋を感じ、知っていただければと思っております。
棚橋が緊張しながらギャラリーで居るかと思いますので、
機会ある方は是非、遊びに行ってやってください。

さて、そうした展示会はベルデライトと棚橋を知ってもらう
一番良い方法ですし、一番良い機会ですが、
もちろんネットショップとして、
ネットでも出来る限りベルデライトと棚橋を知り、
感じていただきたいと思っております。 
その為に、 HPでは展示会のレポートやこれまで製作してきたものの紹介、
またブログやフェイスブックでもベルデライトとしてのコンセプト的な事や、
棚橋の思っている事を何の制限もせず思うままに書いているかと思います。
ただ、棚橋的にはもっとジュエリーや石について言いたい、伝えたい
知って欲しいこともあるようで、
そこでトップページのいろいろなコーナーへのリンクページの一つに、
ベルデライト(棚橋)の個人的なジュエリーや石への想い、ポリシー、
ビジネスのあり方、考えを記せるページを作ろうかと話していました。
ただ、自分達が自分達の視線だけで自分達のページに
そうしたものを書いても、果たして説得力や信憑性はどうなのだろう?
という思いもあり、ちょっと迷っていました。
そうしたところ、とてもタイミング良く
そうしたコーナーのちょっとした後押しとして良いかも
と思えるところからお声がかかりました。
それでも手前味噌には違いはないですが、
少しは客観的後押しになってくれそうな感じなのでやってみようと思います。
なんだか今は抽象的な書き方しかできなくてすみませんが、
こちらに関してはいずれHPにコーナーリンクを作ります。お楽しみに。

で、それとは別に、弊店のジュエリーや棚橋の想いを感じてもらうのに
こちらもなかなか良いと思うのですが、
金曜にHPのコーナーに「デザインノート(デザイン画集)」ページをUPしました。
サイトのリニューアル前には「デザインギャラリー」としてUPしていましたが、
やっとリニューアルができて、新たな形でUPする事ができました。
フェアやイベントなどで棚橋が描いてきたデザイン画集です。
もちろん、それを参考にオーダーもしていただけるのですが、
それよりも、これまでのいろいろなデザインを見ていただく事で、
ベルデライトの棚橋のポリシーやライン、傾向、
ブランドの根幹を感じて頂けるのではと思います。

自分達自身、思ったよりバラエティーだなと感じながら、
でもその傾向を改めて感じたりと思う事も多々ございます。
でも、企画もののデザイン画はオンリーワンと一緒で、
金額やお客様のオーダーからではなく、
その石そのもの、それだけを見て生み出しているので、
やはり色濃くベルデライト(棚橋)のジュエリー傾向が
素直に出ているかと思います。
やはり石への思いから始まったベルデライト、
棚橋の石への思いが生み出すデザインは、
それだけで棚橋の想いの多くを語っている気もします。
まずはデザイン画で、棚橋とベルデライトを感じてください。
もちろん単純に見てくださってもデザイン画を楽しめるかと思いますので、
是非ご覧になってください。  

先週の京都展示会、おかげさまで好評の内に終了いたしました。
近年稀に見る盛況ぶりで、三日間連日お客様に来ていただけ、
棚橋自身楽しい時間を過ごさせていただきました。

新作のコズミックライントップはα、β共に好評で、
リングも実物を見るのは初めての方も多く、
ディスプレイと相まってとても目を惹き、
皆さん手に取ったり、胸に当ててみたりとしっかり見て、
楽しんでいただきました。
これは弊店のセミオーダー全てに言える事ですが、
実際に手にとって、見ていただきながら
お話しさせていただくと、その自由度とアレンジ性を感じていただけ、
石好きなお客様は、
皆さん思い思いにご自身の好きな石を想像してくださいます。

そして、今回はAgアクセサリーも
パッケージやディスプレイを考え、
しっかりとベルデライトの1ブランドとして展示しました。
直前のデザイナーズウィーク、その前のクリーマのイベント、
それらを通していろいろと感じ、それを少しづつ工夫してきたおかげで、
まずまずの形になってきたかなと思えたので、
いよいよここでその成果をと棚橋がディスプレイしたのですが、
そちらもとても好評で、皆さん違和感無く見てくださいました。
AgはHPからのリンクでクリーマさんのページでしか販売していないのですが、
それも最近はだんだんと見てくださる方、買ってくださる方が増えているので、
同じベルデライトのアクセサリーブランドとして、
もう一つのアネックスと共にしっかり育てていきたいと思います。

それにしても、ベルデライトで私はブランドの整理はしていますが、
手前味噌ながら、棚橋の感覚・感性というか軸のブレの無さには関心してしまいます。
私達のような小さな規模で、二つのラインを持つのは、
正直、客観的には難しいしと思います。
それでも自分でも辛うじてですが出来ているのは、
同じようで異なるモノを生み出しながらも、
棚橋が同じ「石」という軸を持ち、全てがそこから始まっているからです。
だから、逆に私がビジネス的に、
ブランドとしての表現を大きく好きなように変えても、
変わらないベルデライトの軸がそこに在り、
共通でありながら異なるラインを見る側に感じさせられるのだと思います。
今回の展示会でそれが出来た事、
そして皆様に受け入れられたと感じられた事に
ちょっと胸を撫で下ろし、そしてこれからへの楽しみがまた一つ増えました。

さて、それらを引っ提げ、次は月末の博多です。
初めての場所、初めての人、
石とジュエリーを介してのどんな出会いがあるか・・・
棚橋は今から楽しみにしているようです。
いらっしゃれる方は、気楽に遊びに来て下さい。

さあ、展示会ばかりではありません。
今日はページに在庫のルースですが、新たな写真で5点をUPしました。
弊店でトップクラスのパライバも出ておりますので、是非ご覧下さいね。
そして、前のHPであったデザイン画のページを現在制作中です。
こちらも来週にはと思っておりますのでお楽しみに。

では、皆様、随分と冷える季節になってきました。
体調など崩さないようにお気を付けて良い日々をお過ごしください。 

先週、ハロウィンが終わり暦は11月。
早々と街にはクリスマスグッズがチラホラと見え、
早くも年末感が漂いだしました。
お陰様でベルデライトのハロウィンフェアも
まずまず好評で、楽しんでいただけたようです。
ご存じの方は言うまでもなくですが、
ベルデライトでは、
クリスマスのアドベントカレンダー企画も恒例ですので、
仕掛けモノ的にはそれを楽しみにしていただければと思います。

さて、そのハロウィンの後、週末は東京デザイナーズウィークにAgとして出店。
生憎の天気と思っていた感じのイベントではなかったので、
ちょっと残念でしたが、それでも自分達の足りない部分、
そしてAgのブランドとしての位置と形を
より自覚することが出来たのは収穫だったかと思っています。 
それに、そうは言ってもやっぱりイベント、販売、接客は、
直接お客様や人と話せ、見ていただけるので楽しいです。
そういう意味では、いつもと異なる方々に
少しでもアピールできたと思いますし、
実際、興味を持ってくださる方もいて、
棚橋も石の話を出来ると嬉しそうでした。

そして今日から、今度は自分達の展示会。
恒例の京都、カフェギャラリー風蝶庵さんで、
ベルデライト秋の展示会が始まります。
ネットと予約制のサロンが基本のベルデライトのジュエリーや宝石を、
しっかりと見て触って感じていただける機会です。
もちろん、棚橋と石やジュエリーについてお話しいただき、
ベルデライト、棚橋そのものを知っていただく事も。

私達ベルデライトの展示会、特に夏と秋の年二回の定期展示会は、
いわゆるジュエリーの販売展示会とはちょっと異なり、
ギャラリーで作品発表的な色合いが強く、
新作に限らず、普段ネットでしか見ていただけない、
感じていただけないベルデライトを、
実際に見て感じていただくのが主になっており、
場やディスプレイもそうした雰囲気にしているつもりです。
なので、是非、まさにギャラリーに足を運ぶ感覚で気楽にいらしてください。 
と言っても、販売もしておりますし、オーダーの相談、ご注文も承ります。
そこは「お・し・ご・と」ですし、
皆さんに色石を楽しんでいただきたいという「色石教」ですから。(笑) 

その中で、今回の新作、ネットでは先週からでておりますが、
コズミックライントップ、好評です。
αとβはデザイン的には全く同じで、βは石をぶら下げる形にしたものになります。
特に今回の現品で使用しているガーネットは、
石の形、カット、赤の奥で燦めくメタル系のインクリュージョン。
凄くカッコイイんです。
私も棚橋が仕入れる時に、私も気に入っていつか自分がと思っていたもので、
棚橋がこれに使うと言った時にはショック(笑)でしたが、
同時にコズミックラインをイメージし、宇宙を彷徨う隕石の欠片のようで、
ああ良いかも・・・と思ってしまいました。
で、出来上がってきたものはまさにイメージ通り、いやそれ以上でした。
よく自分達の中で話すのですが、
「売れなかったら自分のもの」と言いたくなりました。
(笑)

そんな自慢の新作もご用意したベルデライトの展示会。
いらっしゃれる方は、是非直接ご覧になりにきてください。
そして、コズミックライントップβは、
是非、手に取ってその奥の輝きをご覧ください。 

あ、それと会場の風蝶庵さんのケーキは絶品です。
それも味わう事をお勧めいたします。
もちろん、私も食べます。(笑)
それでは京都で。 

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