門前の小僧

ジュエリー&ルースショップのweb・グラフィック担当の私(小僧)が、
日常の日記を中心に、たまに門外漢であるジュエリー・宝石の事、業界の事を書いています。
もちろん、ベルデライトの情報も。つたないブログですがよろしければお読みください。

※このブログは本サイトであるベルデライトの1コンテンツとなっております。
そのため、分からない話は本サイトをリンクでご覧になりつつお読みください。

タグ:オーダー

やっと夏の日差しが戻ってきましたね。
また猛暑に熱中症で大変には違いませんが、
それでも夏らしい天気にどこかほっとする部分もあります。
そうは言ってももう八月も終わり、夏のビジネスはどこも大変な感じです。
ジュエリー、宝石は夏にってことはないのですが、
一応、季節ものというのもありますし、やはりセールなども欠かせません。
ベルデライトでもお盆はゆっくりしましたし、
もともと6月の夏の展示会が終わってから9月、10月末のハロウィンまでは
特に決まった企画は無いのでその時々の思いつきとノリで何かをしています。

それで今年はというか今回は、最近、棚橋が頑張ってUPしている
ANNEXの「小さい」シリーズのセールを開催する事にいたしました。
ページにも告知していますように、期間はこの週末、
25日金曜日から8月いっぱい31日までとなります。
「小さい」シリーズを10%OFFにて販売。
小さいピアスにトップはもちろん、それに加工出来るルース、
さらにはBASEでの販売ですが、
ピアス、トップ加工もオーダー出来るように工夫して販売しますので、
気になる宝石がありましたら是非この機会にお買い上げください。

ちなみにその注文方法ですが、そこは棚橋が工夫しまして、
それを聞いた時には「なるほど、そういう方法があるか」と思いました。
BASEのページをご覧いただくと分かるように、
単純に販売は出来ても、作りのオーダー、まして加工だけをどう受け付けるのかと思いましたが、
単純に言えば、加工注文カードを販売するようなものだと思っていただければ良いかと思います。
つまり、UPされ並ぶのは「K18 トップ加工」「Ptピアス加工」といったものになります。
宝石と一緒にそれを買い物カゴに入れてもらえれば、
お買い上げの宝石でピアスやトップに加工したものを納品する形になります。
このオーダーカードシステム、
ベルデライトグッズでseed-time shopとしてもBASEを使っているので、
何かの企画では使えそうだと思いました。

さて、その小さいシリーズ、Agの原石アクセサリーと共にやはり石が綺麗と評判で、
しかも価格もお手ごろな上にシンプルで使い勝手が良く、
夏の一粒から秋冬の服の上でもしっかりと主張し、
弊店でも最近ぐっと人気が出ております。
夏の終わりはもちろん、秋冬、さらには春とオールマイティーで使っていただけるジュエリーです。
ルースも頑張ってそろえましたので、どうぞお楽しみください。

6月に入り、今週金曜からは16周年記念&夏の展示会となります。
天気予報では梅雨入りもしそうなので、
なんとか少しでも天気が良ければと思っております。

今週はその展示会の直前準備に棚橋と追われそうですが、 
新作リングは先日納品され、現在はNOTICEページに一枚だけ写真が乗っております。
今年発表のセミオーダー新作は「Tail」シリーズ。
思えばポアソンルージュのフリンジもある意味尻尾ですから、
なんだか尻尾づいてますね。

今回のTailシリーズ、デザイン自体は昨年のクリスマスに企画で発表し、
パライバトルマリンをメインルースに先行セールをいたしました。
その際にバード・テールをオーダーいただき、
バード・テールだけは先に一つ作りました。
その時点で、とても出来がよくて、お客様にもとても喜んでいただきました。
ただ、そのバード・テールがあまりにその時のパライバにぴったりだったので、
これをセミオーダーで他のルースが入った時にはどうなるのだろうかと思っていましたが、
今回、棚橋が選んだルースは全く大きさが異なるものだったので、
とても驚きました。
弊店のセミオーダーは、ある意味、その自由度が売りではありますが、
正直、大丈夫なのか? と思ってしまいました。
しかし・・・出来上がってきたのをみると、納得どころか、
それはそれで遜色の無い異なる魅力を放っておりました。
それが、また石が個性を引き立てていて、改めて棚橋のデザイン、
弊店のセミオーダーのすごさを感じました。(笑)

バード・テールはキジの尾羽がイメージなのですが、
その凜々しい美しさが、そこに乗るルースの魅力を引き立てます。

そして、今回発表のもう一つがドッグ・テールです。
以前、猫の尻尾がモチーフのフェリダを作りましたが、
お客様からの声もあり、
その時から犬や犬科の尻尾をモチーフにジュエリーを
いつか作りたいと思っていたようです。
ただ、これが思った以上に難しかったというか、
棚橋もデザインはその時の感覚や自分の中での欲求からなので、
なかなかそこにいかなかったようです。
それが今回犬の尻尾のシリーズというのではなく、
尻尾としてのシリーズの一つとなったときに、
沸き上がってきたようです。

その犬の尻尾、デザイン画でもその小さい中で
絶妙な曲線と房?の切り込み感と私は思いましたが、
それが職人さんの解釈と技で出来上がってきたものは
立体でより豊かに表現されていて、
なんて格好いいんだろうと思いました。

ポアソン・ルージュから続く具象でどうかと考えていましたが、
やはりこうしたものは本人の思う方向が一番ですね。
もう一種、モンキー・テールは秋の京都での発表予定ですが、
それも自分が早く見たくなってきました。(笑)
昨年のセミオーダー廃盤からの2作目。
また動き出しているベルデライトを是非、その目でご覧ください。

まずは夏の展示会、NOTICEページでお知らせしているように 
他にも16周年記念セールにオンリーワンの先行限定セールも予定しております。
あと数日お待ちください。お楽しみに! 

4月に突入。新しい期が始まりました。
新たな職場、部署、役職の方は勿論、
大きく変化のなかった方も新しい年度での新しいスタートとなります。
年度の最後がプレミアムフライデーと
まるで何かを試されているような感じでしたが(笑)、
皆さんは良い週末を過ごせましたか?
花見に出る方も多かったようですが、何よりまだ肌寒く、
しかも東京は雨模様で、花もこれからといった感じでしたね。

そんなスタートの記念にと
これまでに何人かジュエリーオーダーをしてくださるお客様が
いらっしゃいました。
そんなお客様達が、ジュエリーとそのオーダーしている時間を
とても楽しみ喜んでくださるのを思い出し、
ちょっとお勧めしようとHPで推し始めたのですが、
そこで気づいたのが、せっかくお作りくださったのを
ご紹介せず溜めてしまっている現実です。

改めて見てみるとどれも素晴らしく、
こんな良いものを作らせていただき、喜んでもらったのに、
なんでご紹介せずに溜めてしまったのかと思いました。
って、自分が怠けてしまっていただけなのですが・・・。
恥ずかしげもなく言わせていただきます。
本当にどれも凄く輝いているんです。
勿論、自画自賛以外の何物でもありません。
当たり前ですが、それだけ自分達がご提供する物に自信がなければ、
何十万もするものをお客様にお売りすることは出来ません。

ただ、オーダーはセミオーダーもですが、
その中にはメールやサロンでのお話しや、
お客様が石とジュエリーを想像し、
デザインのご提案をお待ちいただく時間、 
デザイン画をご覧になって楽しく迷われる時間など
そんな楽しみも含まれております。
そうした時間を楽しみ、味わっていただいてこそ、
オーダーがより特別なものとなり、
そのジュエリーにその想いが込められるのですから。
そうした時間を経て、オーダージュエリーは
そのお客様だけの輝きを放つのです。
よければ、是非、始まりの時にオーダーして
そんな時間を楽しみませんか?

しかし、その良さを知っていただく為にも、
頑張ってこれまでのものをUPしないとですね。
少しづつですがAPしますので、
それも是非ご覧ください。

それでは、皆様、良い始まりを!

 

3月も半ばを過ぎ、卒業、入学シーズン突入ですね。
この三連休は東京も天気に恵まれ、とても気持ちのいい陽気になりそうです。
確定申告もなんとか終え、私達もちょっと一息なのですが、
昨日、やっと今年ツーソンで買い付けたルースの最後の4つをUPいたしました。
最後とは言っても、ベルデライトで買い付けたままにUP出来る最後のルースと言う事で
原石からのカットを進めている石や、ANNEX、Agで紹介予定の石はまだまだございます。 
それも随時進めていきますので、今後をお楽しみに。
Agについては、これから棚橋がAg用に買い付けた石を楽しく巻いて作るでしょうから、
デパートなどでの催事のお声が掛からなければ、
新アイテムは5月のデザインフェスタが最初のお披露目になるかと思います。 
ANNEXの方は、ある意味今回一番の目的だったアメトリンの桔梗カットを既にUPしていますが、
ベルデライトで昨日UPしたような小さいシリーズの候補の石で
ピアスなどを製作してUPするかもしれません。 
いろいろと早く紹介したいですね。

しかし、年に一度のツーソンでの買い付け、
ベルデライトでは一番の仕入れになり、
棚橋がショップを始める前からの憧れのイベントでしたから、
毎年、楽しく買い付けしてくるんですが、
それでも経験値が上がれば、やはりより良くなるというか、
これまでもご紹介しているものは、もちろん自信があり
棚橋自身良い、魅力的と思い、実際、今見ても綺麗なものばかりなのですが、
実は販売していないモノや、現地でこの値段、この綺麗さならお得と思ったものが、
確かに綺麗だけど、落ち着いて改めて見ると、
その値段ではちょっと・・・と感じるものがあったり
というような事もあるのですが、
それが随分と無くなり、目利きの制度がマニア的だけでなく
仕事としても上がって来たかと思います。 
当たり前と言われそうですが、なんせ根がマニアなので、
石を前にすると商売を忘れがちなのが玉に瑕。(笑)
魅力的ではあっても割に合わないといった事が意外とあるんです。
まあ、それもベルデライトの特徴の一つと言えるので、
それはそれである程度は良いんですけどね。(笑)
実際、そうしたものは知っている方からは、お買い得品になりますから。
でも、もちろんそればかりでなく、しっかり商売上の目利きは必要で、
その部分のバランスや精度が、買い付けて来た石を撮影しながら
上がって来たなと感じました。
なんせ、実際、今回は数は少なかったのですが、綺麗な魅力的なものばかりでしたから。

さて、そんな石もUPしましたが、来週はジュエリーをUP予定です。
欠品になっていたSGセミオーダーのメグルの「ミノル」、カイハの「カザナミ」
松屋では間に合って展示し、評判が良かったのですが、
サイトにはまだUP出来ていないので、できるだけ早くと思っております。
そちらもお楽しみに!

では、皆様、お休み出来る方は三連休、楽しくお過ごし下さい。
春のような日差しでジュエリーと宝石をお楽しみくださいね。 

いよいよ棚橋は月曜に日本を発ち、
ツーソン・ジェムフェアへの仕入れに向かいます。
円ドルとにらみ合っていたのもあきらめ、
数年前の何割落ちの苦しい予算をどう使うかに頭を悩ませております。
それと共にどんな石に出会えるかという思いが
どんどん沸き上がってきているようです。 
約一週間、今年は前日から前乗りにしましたので、
開催日初日からしっかり見られると楽しそうです。
一年に一度の大きな仕入れ、
棚橋にとってもまさに趣味と実益を兼ねた年に一度の楽しみなので、
大いに楽しんで良い石に出会ってきてもらいたいですね。

さて、そんなツーソンでの目的の一つに、
昨年発表しましたSGセミオーダー「メグル」「カイハ」の
甲州貴石切子にしてもらう原石を探すというのがあります。
おかげさまで「メグル」「カイハ」はなかなかに評判がよく、
特に百貨店などでは嬉しい言葉を多くいただきましたし、
実はもう現品が2つ売れてしまったので、また作らないといけませんから。
それとツーソンフェアの後に、銀座松屋さんの方で
販売のお声をかけていただいてまして、
その時には是非、この「メグル」と「カイハ」をお見せしたいので、
それまでに新しいのを作りたいと思っています。
それと同時に、今回、ちょっと機会があって、
甲州貴石切子を中心に「メグル」「カイハ」を紹介するフライヤーを作ったのですが、
それを作るにあたって、改めて「Made in Japan」ということを考えました。

もともとベルデライトのジュエリーは棚橋が実際に会ってやりとりし、
棚橋の石への思い入れや、デザインを理解してくださる職人さんに
お願いして作っております。
とうぜん国内でのやりとり、つまりは日本での製作、Made in Japan となります。
石も通常のカットでも原石からの場合や、
リカットは山梨や御徒町で研磨をお願いする事も多く
そうした事を、今回の甲州貴石切子で、石のカットまで完全に日本の職人さん、
Made in Japan だと改めて気づかされました。
そう、甲州貴石切子を使用したジュエリーは
石のカットから、ジュエリーのデザイン、作り上げる職人、
まさに全てが Made in Japan なのです。
それはただの言葉だけでなく、自分のところで言うのはなんですが、
だからこそ、ベルデライトの、私どものジュエリーは指どおりや、
着け心地、さわり心地が良いと言っていただけるのだと思いました。

正直、それなりのブランドでも、いや、それなりのブランドで数が出るからこそ
完全なMade in Japanはなかなか無いかと思います。
これは弊店のような規模と棚橋が石が好きで石マニアの上、
知識としてGIA.GGの資格を持つデザイナーで、
石から仕入れデザインし作り上げる事が出来るこそだと思いました。

そして、そう思った時に、もっとしっかりと
Made in Japan と弊店の良さをしっかり訴えていこうと思いました。
これからのページリニューアル、忙しくなりそうです。

さて皆様、来週はツーソンから棚橋がいろいろとブログやFacebookで
レポートがあるかと思いますので、是非、それをお楽しみください。 

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